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【実測データ公開】エキスパンダーロール 起動トルクへのこだわりと覚悟

  • 大阪染織機械株式会社 代表取締役社長 
  • 2 日前
  • 読了時間: 4分

本日は、極薄フィルムや金属箔など、少しのテンション(張力)の狂いが致命的なシワや傷に直結するシビアな現場の皆さまへ、「エキスパンダーロール 起動トルク」に関する弊社の低トルク技術の真髄をお話しします。

エキスパンダーロールの導入や更新を検討される際、カタログなどで「エキスパンダーロールが動き出す重さ(起動トルク)」の具体的な数値が記載されていないケースに直面したことはないでしょうか。

現場のプロである皆様ならお分かりの通り、極薄フィルムの搬送において、エキスパンダーロールの回転の重さは製品不良に直結する命綱です。 それにもかかわらず、詳細な数値が明示されにくいのが業界の一般的な傾向です。


「45g以下」で満足しない。 あえて厳しい範囲を指定する理由

「ウチのロールは起動トルク45g以下です」と表記するだけでも、十分なアピールになるかもしれません。 しかし、私たちは「〇〇g以下」という曖昧な表現は使いません。

なぜなら、「45g以下」ということは、30gで回る時もあれば、45gギリギリの時もあるということ。 この「個体差による数値のバラつき」こそが、極薄フィルムの搬送においては最大の敵となるからです。 だからこそ大阪染織機械は、あえて自らに厳しい「〇〇g〜〇〇g」という極めて狭いストライクゾーンを設定し、その範囲内に確実に収めるというイバラの道を選んでいます。

現場のシビアな要求に応える、2つの「極小トルク」

弊社では、お客様のラインの張力やフィルムの薄さに合わせて、低トルクのエキスパンダーロールをさらに「2つの最高峰グレード」に細分化しています。

1. MT型(極小トルク型):極低荷重ラインのスタンダード

極薄フィルムなど、極低荷重のラインに最適な極小トルクモデルです。例えば【ゴム外径φ100 × ゴム長さ1500W】のサイズで製作した場合、予想起動トルクは「35g〜50g」という極めて小さな範囲で設計・製作されます。強制駆動プーリーが不要になるほど、滑らかに回り始めます。

2. MTL型(特小GD2型):さらに極限まで削ぎ落とした最上級グレード

同サイズ(外径φ100 × 長さ1500W)で比較した場合、MT型の起動トルクをさらに削ぎ落とし、「25g〜35g」という驚異的な軽さを実現しています。

このMTL型の最大の特長は、慣性モーメントを極限まで小さくした「フィルム用特小GD2型(超低慣性モーメント)」であることです。ラインの起動・停止時の速度変化に対してエキスパンダーロールが瞬時に追従し、シートスリップ(摩擦)を極限まで抑え込みます。

【実績公開】サイズ別・OSMTエキスパンダーロール起動トルク実測値

実際の製作実績データの一部を公開します 。 ロールの寸法(質量)が変われば基準となる数値も当然変動しますが、弊社はどのサイズにおいてもごまかしのない数値をお約束します。


ゴム外径

ゴム面長(W)

ゴム材質・硬度

起動トルク実測値

φ100

600

EPT・60


30g 


φ100

1000

NBR・60


20g 


φ100

1200

EPT・60


25g 


φ100

1500

EPT・60


35g 


φ100

2000

NBR・60


80g 


φ120

1500

EPT・60


50g 


※特定の条件下(周囲温度約20℃等)における実測の参考値です。 実際の数値は使用環境等により変動する可能性があります 。

見積書・外形図に「具体的な数値」を記載する覚悟

弊社が徹底しているのは、これらの具体的なトルクの範囲を、御見積書や外形図にハッキリと明記している点です。

「この範囲に必ず収める」と宣言できるのは、精緻な設計と、それを実現する職人のコンマ単位の組み立て技術(すり合わせ)があるからこそできる芸当です。 ※誠実なモノづくりの観点から、図面等では万が一の保険として「予想起動トルク」という表現を使用しております。

しかし、弊社の厳格な全数検査と最終調整により、お客様へ納品される製品がこの指定したストライクゾーンから外れることは絶対にありません。確実に範囲内に収めて出荷いたします。

妥協なき「一品モノ」だから出せる結果

「一定の基準を満たせば良し」とするのは簡単です。 しかし、「指定した数十グラムの範囲内で、確実に回り始めるエキスパンダーロール」を毎回狂いなく作り上げるのは、完全オーダーメイドを貫く私たちにしかできないと自負しております。

現在、極薄フィルムのシワや、ロールとのスリップによる擦り傷でお悩みでしたら、これ以上の無料の技術検討で時間を浪費する前に、ぜひ一度弊社の「MT型」、あるいは最上級の「MTL型(特小GD2型)」の導入をご検討ください。

お客様の現場の張力とサイズに合わせて、ミリグラム単位で最適化された「本当に軽いロール」をご提案いたします。



OSMTエキスパンダーロール(超低トルクモデル)

 
 
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