[実績]大阪染織機械株式会社のOSエキスパンダーロール導入事例
70年以上にわたり培ってきた当社のエキスパート技術が、お客様の様々なシワ・縮みに関する課題を解 決に導いた導入事例をご覧ください。
ガラス繊維織物のシワを改善!「折れジワ」の壁を突破
駆動装置不要で難題を解決した「OSMTエキスパンダーロール」
【課題】 繊細な織物に負荷がかかっていた
フラットエキスパンダーロールでは解消できなかった、ガラス繊維織物特有の「折れジワ」。 従来のロールでは、搬送される織物に余計な負荷がかかっていたことが大きな原因でした。デリケートなガラス繊維にとって、わずかな回転抵抗や摩擦もシワの要因となっていました。
【解決策】 駆動装置不要の「超・低トルク」を実現
お客様が注目されたのは、弊社の「OSMT低トルクタイプ」のエキスパンダーロールです。 最大の決め手は「駆動装置が不要」であること。極めて低い回転トルクで稼働するため、織物に不要な摩擦や張力をかけず、織物本来の張力だけでスムーズに回転・拡幅することが可能です。

「折れジワが改善された製造ラインの様子」
【結果】 折れジワが劇的に改善
特別な駆動装置や複雑な制御を一切追加することなく、ロールを設置するだけで、特定のガラス繊維織物に発生していた折れジワが劇的に改善されました。 これにより、巻取りラインの手間が解消され、生産速度を落とすことなく安定した高品質な製品の生産が可能となりました。
乾燥炉内のシワ問題で製品ロスを解消!
熱膨張による不具合を克服した、画期的な「耐熱エキスパンダーロール」

「160℃の環境下で稼働する耐熱エキスパンダーロール」
【課題】 160℃の高温環境によるロールの変形
最高周囲温度約160℃の乾燥炉内で布製品にシワが発生し、多大な製品ロスが生じていました。 従来型の耐熱ロールでは、ベアリンググリースの変更やゴム材質の耐熱化だけでは不十分で、熱膨張によるゴムの伸縮動作が原因で不具合が起こっていました。「乾燥炉内に直接導入できる耐熱ロールがない」ことが、お客様の大きな悩みでした。
【解決策】 熱膨張を制御する独自構造
この課題に対し、弊社は熱膨張による不具合を根本から改善した、画期的な耐熱仕様のエキスパンダーロールをご提案しました。 約160℃の高温環境下でも熱膨張の動きを制御し、不具合を起こしにくい構造を実現。乾燥炉内にそのまま導入できる、唯一無二の製品です。
【結果】 製品ロスが劇的に削減
乾燥炉内に弊社の耐熱仕様エキスパンダーロールを導入した結果、長年の課題であった布製品のシワ問題を解決に導きました。 これにより、乾燥炉内での製品ロスが劇的に削減され、安定した品質での生産が可能となりました。
