フラットエキスパンダーロールとエキスパンダーロールの違い(最適なシワ取りの選び方)
「自社のラインのシワを取りたいが、フラットタイプと湾曲(ボウ)タイプ、どちらを選ぶべきか分からない」という設計・生産技術担当者様へ。 国産エキスパンダーロールのパイオニアである大阪染織機械が、それぞれの構造の違いと、シワ取り効果を最大化するためのポイントを解説します。
フラットエキスパンダーロールの特徴と仕組み
内部のゴム紐などの張力を利用してウェブ(シートやフィルム)を外側に引っ張り、シワを伸ばす「真っ直ぐな構造」のロールです。
▼ メリット
ロール自体が湾曲していないため、ウェブの進行方向(パスライン)を直線に保ちやすいのが最大の特徴です。
▼ 導入時の注意点
構造上、ラインスピードが高速な環境や、強いテンション(張力)がかかる条件、または強力なシワ取り効果が求められる過酷な現場では、拡幅効果が不足する場合があります。


エキスパンダーロール(湾曲タイプ)の圧倒的なシワ取り性能
当社が専門とする主力製品です。内部の軸(シャフト)そのものが弓状に曲がっており、その上を表面のゴムスリーブ等が回転することで、強力かつ安定した拡幅力を生み出します。
▼ メリット
物理的な弓形の形状でシワを外側へ押し広げるため、拡布力が非常に強力です。ベアリング構造がシンプルで極薄フィルムでもスリ ップせず、現場に合わせて「フッ素ゴム」などの特殊材質も自在に選択できます。
▼ 導入時の注意点(センター通過の原則)
弓形の構造上、ウェブが必ずロールの「中央(センター)」を通過するようにラインを設計・運用する必要があります。製品が極端に端へ寄って流れる(センターからずれる)ラインには不向きです。
【重要】最適なロール選定と御見積 について
「結局、自社のラインにはどちらが最適なのか?」 フィルムの材質や厚み、テンション、そしてラインの走行状態(センターズレの有無など)によって正解は全く異なります。誤った選定は効果が出ないだけでなく製品ロスに直結します。 ご自身で判断される前に、まずはウェブハンドリングの専門家である当社にご相談ください。貴社の課題を根本解決する最適な仕様にて「御見積」をご提示いたします。
